阪神・ネルソン 2度目先発で初勝利 5回3安打1失点 CS起用法に藤川監督「含み持たせてもらいたいな」
「阪神6-2中日」(15日、甲子園球場)
2度目の先発でスターターとしてもやれることを証明した。阪神・ネルソンは5回3安打1失点で先発初勝利。この時期に新たな適性を示したことに価値がある。「めちゃくちゃ緊張しました」というお立ち台からの景色はきれいだった。
初回は先頭の岡林に左前打を浴びたが、落ち着いて後続を料理。三回に田中の中犠飛で1点こそ失ったが、四、五回は危なげなくまとめた。来日最多の81球も問題なし。「長いイニングを投げるために取り組めて良かったと思うよ」。中継ぎ時代よりも長めのランニングを増やし、スタミナアップにつなげた。
伝家の宝刀でもある魔球・ナックルも4球ほど使用。「捕手が止めてくれるから、思い切って投げることができているね」。配球の幅も広がり、的を絞らせない。150キロ近い直球にチェンジアップと、多彩な球種を効果的に操った。
今後は短期決戦へのアピールが続く。藤川監督は起用法について「その辺りは含みを持たせてもらいたいなと思いますけど。どうでしょうかね」と明言せず。助っ人自身は「自分ができることは何でもやりたい」とフル回転を誓った。
村上や才木らが名を連ねる先発ローテに、石井や及川らの強力ブルペン陣。そこにネルソンも割って入ることができるのか。新たな一面をのぞかせたことは、首脳陣をいい意味で悩ませることができる。
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