阪神Wエース特別対談 もしも阪神打線と対峙したら→才木「ゴリ押し」村上「やることは変わらないけど」
「阪神2-0広島」(7日、甲子園球場)
2年ぶりのリーグ制覇を決めた藤川阪神で、先発ローテーションの2本柱としてチームを支えた、才木浩人投手(26)と村上頌樹投手(27)が、優勝記念として特別対談を行った。前半戦ではそれぞれがカード頭を任され、大車輪の活躍を見せた同郷同級生コンビが互いについて語り合った。
◇ ◇
-お互いの成績を見て。
才木「素晴らしいです」
村上「いい成績だなと思います」
-互いのすごいなと感じるところは。
村上「ピンチに強いところ」
才木「でしょうね(笑)」
-2人はキャッチボールをすることも多い。変化だったり進化は感じるか。
村上「常にいい球投げられるから怖い(笑)」
才木「やっぱりコントロールはいいよね。真っすぐの強さがありながら、変化球も全部の球種が使えるからすごい」
村上「ありがとうございます(笑)」
-互いの試合は見るのか。
村上「ご飯食べながら見てますね」
才木「もちろん。テンポ良くというか、リズム良く試合の流れがうまくいく感じ。あんまり大荒れしないというか、常にゲームメークしているのはすごいなと思う」
-ここまでお互いに3完投ずつ。
才木「完投、完封はね一つでも多い方がいいから。特に夏場とかは投げ切れたらいいかなと思う」
村上「先発をやってる人は全員(マウンドを)降りたくないと思ってやってるから。できる方がいいんじゃないかな」
-藤川監督になってありがたい部分は。
才木「シーズンを通して選手起用の仕方とか、先発もローテに何人かいて、ぐるぐる中6(日)じゃなくて、中7(日)とか8(日)とか、1回飛ばすとかあるから、すごく気を使ってくださるなって感じ。自分も恩恵は受けている感じはあるかな」
村上「一緒です。選手を見ながらやってくれている感じがする」
-今年のチームの強さは。
村上「(佐藤)輝くんが打ってくれます(笑)。まあ自分の仕事をして粘っていれば、点は取ってくれる」
才木「大事なところで点を取ってくれたり、今年で言ったらレギュラーをつかみかけている選手が活躍するから、うまくかみ合ってるよね」
-2年前とは違うチームになったか。
才木「あの時の打線も強かったけど、メンバーが固定されていた。今年は1軍にいるみんながそれぞれの活躍しているイメージかな」
村上「チカ(近本)さんとかが休んでも、他の人が出て勝ったりするから今年は全員で勝ててるなって思うよね」
-2人なら阪神打線をどう抑える。
村上「やることは変わらないけど、近本さんを切っていけたらってとこかな。輝は一発あるし、丁寧に投げられたらなって感じ(笑)」
才木「自分は(真っすぐで)ゴリ押し。もうゴリ押ししかない」
-対戦はしてみたいか。
村上「いいバッターがそろっているから。紅白戦だとデッドボールが怖くて、インコース攻められないから…」
才木「それは一緒だわ」
-3、4、5番と抑えても次にいいバッターがいる。
村上「リーグの打点1、2、3位のクリーンアップだから、相手からしたら嫌だと思う。切り抜けても次のバッターって感じで、苦しいだろうなって見てる」
才木「味方で良かったっていうのはアレだけど、心強いなと思うよね。メンバー見てても」
-今季はお互いにカード頭を任され、二人でチームを引っ張っていく存在になると言っていた。
村上「カード頭を任されて、二人で勝っていければ優勝に近づくなとは思ってたから、こういうふうに両方、2桁勝利を達成できたから、こういう順位にいるのかなと」
才木「おっしゃる通りです(笑)。二人で2本柱でやっていこうってことで結果もついてきて、今のチームがこの位置にいる理由になっているのかなと」
-2年前と立場も変わったか。
村上「ちょっとはあるけど、野手でもまだ上の人がいっぱいいるから、自分らは先発の仕事をできればって(思って)投げていた」
才木「2年前、自分は投げ抹消とかで、そんなにフルで(ローテーションを)回ってないから、去年も今もしっかり回れてるから、その辺の自覚は自然と出てきてるかな」
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