阪神・ドリス 復帰戦で1回0封、最速151キロも平田2軍監督「質とかスピードはまだ」

 「ウエスタン、広島4-14阪神」(27日、由宇球場)

 真っ青な空の下。声を上げながら腕を振った。6年ぶりにタテジマに袖を通したドリスが、復帰後初登板。1回無失点に抑えた。「しっかりストライクゾーンにっていうのは考えていて、それはできた」とうなずいた。

 七回、ドリスの名前がコールされると、スタンドの虎党から拍手が起こった。先頭のロベルトを変化球で三振に仕留める上々の滑り出し。2死から田中のヒットと、味方の失策でピンチを招いたが、最後は中村貴を直球で押し込み中飛。復帰戦をゼロで終えた。

 最速は151キロをマークしたが、平田2軍監督は「質とかスピードはまだ」と、さらに状態が上がることに期待。右腕は「自分の家に帰ってこられた感じ。感謝を形で返すために、しっかり準備していきたい」と力を込めた。日本球界を知り尽くす助っ人が、鉄壁のリリーフ陣に割って入る。

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