阪神・桐敷“再整備”完了デ1軍再合流 「課題見つめ直した」 後半戦で「チームに貢献できるように」

 7月12日に、今季2度目の抹消となっていた阪神の桐敷拓馬投手(26)が24日、甲子園で行われた1軍の全体練習に合流した。「しっかり課題を見つめ直して、やるべきことは整理できたと思います」。ファームで充実の時間を過ごしてきた。

 5月22日に左上肢の筋疲労で、今季初めて出場選手登録を抹消された。最短の10日で1軍に戻ったが、6月には交流戦で2試合連続の乱調があるなど、再登録後は13試合の登板で、防御率5・91と安定感を欠いていた。

 今回の抹消後はファームで試合に登板せず、体の回復、課題と向き合った。「(体の)可動域が出なかったりとか。抹消の期間で治ったわけではないけど、今やるべきことは見つかった」と納得の調整を積んできた。もちろんもどかしい気持ちもあり「1軍の試合も見てましたし。自分もその場面で投げなきゃという思いもありました」。リーグ首位を快走するチームに、いられない悔しさがあった。

 球宴も終え、26日からは勝負の後半戦が始まる。「1試合1試合の重みが前半戦とはまた違ってくるのかなと思う。チームに貢献できるようにやっていきたい」。頼れる左腕が、鉄壁ブルペン陣の大きなピースを担っていく。

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