阪神・藤川監督 45歳バースデー星ならず それでも2位DeNAと9・5差ターン「また糧にしてね」後半戦へ

 「巨人6-5阪神」(21日、東京ドーム)

 今季最大得点差をひっくり返され、屈辱のバースデー黒星となった。45歳の誕生日を迎えた阪神・藤川監督は、試合前に左翼スタンドの虎党から歌で祝福された。気分良く臨んだはずの前半戦ラストゲームは、終盤に暗転。「10試合して1試合こういうゲームがあっても、他の7個、8個、9個、いいゲームができれば。常にベストは尽くすけれども、結果はいつもどちらに転ぶか分からない」。悔しさは表情に乗せず、冷静に振り返った。

 5点リードの七回に落とし穴が待っていた。伊藤将が先頭からの3連打でまず1点を失う。続く無死一、三塁で、泉口のゴロをさばいた大山が本塁悪送球の適時失策。3点差に迫られ、継投したネルソンがリチャードに痛恨の同点弾を浴びた。

 八回からはこの日再昇格したドラフト1位・伊原(NTT西日本)が、10日・広島戦(マツダ)の先発から中10日で登板。回またぎとなった九回に2死満塁とし、粘りきれず今季6度目のサヨナラ負けを喫した。

 「やっぱりディフェンスが中心。投手がさらにスキルを上げて、立ち向かえるようにならないと」。継投策が実らず、ミスも絡んで、節目となる球宴ブレーク前の一戦を落とした。それでも2位・DeNAに9・5ゲーム差の独走首位ターン。「また糧にしてね、オールスター明けからゲームを締めて戦うというところに尽きると思う」。後半戦の進撃へ、気持ちを切り替える時間は十分にある。

 ◆5点差以上をつけて逆転負け 阪神は5-0とリードしながら、巨人に6点を奪われ痛恨の逆転サヨナラ負け。5点差以上リードしながら逆転負けを喫したのは、24年5月11日・DeNA戦(横浜)で三回までに9-2と7点差をつけながら、その後に9点を奪われ9-11で敗れて以来となる。

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