【糸井嘉男氏の眼】阪神・大山が監督の決断を正解にした 「伏線は前日4日のDeNA戦」

 「DeNA0-3阪神」(5日、横浜スタジアム)

 阪神が3カード連続勝ち越しで今季初の7連勝。貯金を今季最多14に戻した。デイリースポーツ評論家・糸井嘉男氏(43)は「監督の決断を結果で正解にした」とスタメン復帰即3安打の大山を称賛した。

  ◇  ◇

 チームとして相乗効果の1勝です。伏線は前日4日のDeNA戦。大山選手を休ませた藤川監督の起用にあるでしょう。聞いた時は「エッ?」と驚きましたが、何かを感じたのだと推測します。連勝中に動けば流れが変わる怖さもある。その中でスタメン復帰即3安打は、監督の決断を結果で正解にしたと言えます。

 四、六回と大山選手のチャンスメークから熊谷選手がタイムリー。7連勝中は、日替わりでヒーローが生まれる一番いい状態です。主力選手もうかうかしていられないぞ、とプラスの相乗効果が生まれます。ただ、チームにその流れを持ってきたのも主力を休ませるなど、選手の状態を見極めて起用する監督のマネジメント力。さすがです。

 首位を独走するチームに現状、隙は見当たりません。ここで何かを変える必要はないですが、正念場となる夏場の戦いに若い力が必要です。期待したいのは前川選手の活躍。元々、打撃技術は高いですし、首脳陣もそう思っています。常々、後半戦のキーマンにも挙げてきましたが、ポテンシャルがあるからこその期待。自信を持ってプレーしてほしいと思います。

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