「ウエスタン、阪神６－５くふうハヤテ」（５日、日鉄鋼板ＳＧＬスタジアム）

　阪神はサヨナラ勝利を収めた。先発の西勇は５回７安打２失点。七回からは茨木が今季初登板した。打線では野口が五回２死に１号ソロ、同点の九回２死一、二塁ではサヨナラとなる左前適時打も放った。

　平田２軍監督の一問一答配下の通り。

　－先発の西勇は５回２失点。

　「まあちょっとずつようなって。今日もスピードもこの前よりは良かったし。これから徐々にまた精度が上がってくると思うよ」

　－七回からは茨木が今年初登板を果たした。

　「こういう緊迫したゲームで投げたんで。ちょっとそういうところを配慮しながら。下位打線からっていうとこだったけど。どうしてもそうなるとランナーが上位に回ってくるんでね。あそこでピッチャーゴロを取っときゃ、なんてことはなかったんだけど。これからよ。茨木なんか故障明けでこういうやっぱりお客さんが入って体も野球勘も取り戻していかなきゃいけない。野球勘がちゃんとしてたら、あのピッチャーゴロも取れてたと思うし。やっぱり実戦はシートバッティングとはもう全然違うから。明日の体の張り具合とかも見てあげなあかん」

　－福島はサヨナラ勝利に貢献する大活躍。

　「素晴らしい。１３個（盗塁企図）走って１３個（盗塁成功）。ヒットも２本。活きがいい。この熱い中をグラウンド駆け回る韋駄天（いだてん）だよ。これが本当の韋駄天（いだてん）だよ。天に登るような走塁。もう今は神様だよ。ファームの走塁の。海老天ちゃうぞ」

　－支配下登録の期限も近づいている。

　「そういう姑息（こそく）なこと考えてない。当然あるかもしれんけど。１試合１試合、そのひとつひとつの走塁や打席は必死やん。セーフティーを試みて、ファーストにヘッドスライディングをした。そういう姿よ。そんな邪心があるやつはああいうプレーできない。一瞬一瞬を大事にしてるよ。チームの空気を変える選手だよ」

　－野口は本塁打に加え、劇的なサヨナラ打も放った。

　「まあこのぐらいやってくれないと。４番で。

昨日なんかもうビリヤードみたいな（打撃）」

　－山田も２安打２打点と勝負強かった。

　「やっぱりね、残留で３日間。しっかり打ち込んで。戸井は結果出てないけど。こういう残留でしっかり打って。結果は出るに越したことないけど。すぐそんな出ないって。でも山田はタイムリーも出て２打点でしょ。韋駄天（いだてん）じゃなくて２打点」

　－岡留は九回に被弾した。

　「いや、１点で抑えたやんか。あれが大きいねん。それはホームランも打たれることもあるよ。でも、逆転を許さないやん。打たれないに越したことないけど。左バッターが課題だとは言ってるけど。あと３人キチッと抑えたやん。落ち着いて同点までで抑えたっちゅうとこ。俺は頑張ったと思うよ」