阪神・井坪 フォーム修正で復調兆し「ミートポイントを前に」中日・柳撃ち、11戦ぶりマルチ
「ウエスタン、中日5-2阪神」(21日、ナゴヤ球場)
1軍で実績のある投手相手にも、決してひるまない。持ち味のバットコントロールを生かし、鮮やかな打撃を魅せた。阪神・井坪は11試合ぶりのマルチ安打を放ち、バットでチームをもり立てた。
まずは二回無死一塁の1打席目だ。先発・柳の初球を捉えた。曲がり幅の大きいカーブにも的確にコンタクトし、右前打。「だいたい調子が悪くなると初球に手が出ない。こういう時は無理にでも振りに行くくらいの意識で合わせる」。不調時のルーティンが正しいことを証明した。2本目は四回1死の第2打席。粘って柳が投じた8球目の直球を中前打とし、これでマルチ安打と復調気配だ。
きっかけがあった。「調子が悪かった中で、この前の広島戦(SGL)でミートポイントを前にしたらタイミングが合って打てるようになった」。試行錯誤し、微調整を行ったことが奏功した。これで4試合連続安打も継続。平田2軍監督は「強引に行かない。井坪の良いところ」と評価した。1軍初昇格を目指し、安打を量産していく。
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