なぜ?首位阪神が今季初5連敗も2位DeNAとの差は1ゲームしか詰まらず
「楽天4-3阪神」(14日、楽天モバイルパーク)
阪神が6試合連続で先制点を挙げながら、1976年以来49年ぶりとなる5試合連続逆転負け。今季初の5連敗で交流戦5勝6敗となり、初の交流戦優勝が厳しくなってきたが、不思議なことに2位・DeNAとのゲーム差がほとんど縮まらないという珍しい状況となっている。
オリックスにカード3連勝を決めた8日時点で今季最多の貯金14、2位・DeNAには3・5ゲーム差をつけていた。だが、9日の西武戦から泥沼の連敗地獄にはまり、貯金は1桁の「9」まで減った。しかし、2位・DeNAとのゲーム差は2・5と、わずか1ゲームしか詰められていないのだ。
調子を落とした阪神に歩調を合わせるように、DeNAは11日のオリックス戦こそ勝利したが、直近5試合で1勝4敗と急降下。交流戦成績も阪神と同じ5勝6敗とあって、ゲーム差が詰まる状況にはないのだ。
また、DeNA以外にも、阪神を追いかける他球団が交流戦で思ったように成績を挙げられていない。広島と中日が勝ち越しているものの6勝5敗で、ヤクルトはこの日セ・リーグで唯一の白星を挙げたものの4勝7敗と苦しみ、巨人は交流戦最下位となる3勝6敗1分けと低迷している。交流戦全体でもパ・リーグがセ・リーグに勝ち越していることも作用して、阪神が苦しみのまっただ中でもがいているにもかかわらず、相対的に見れば阪神優位は変わっていないという不思議な状況下にある。
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