阪神・ドラ1伊原の意外な一面 「登板前日は1人になるのが嫌」仲のいい寮生と時間ともに 1人の時間減らし当日により集中
「阪神8-1オリックス」(8日、甲子園球場)
阪神がオリックスに同一カード3連勝を飾って交流戦単独首位に立った。前カードから4連勝。貯金を今季最多の14に伸ばした。先発のドラフト1位・伊原陵人投手(NTT西日本)は交流戦初登板で5回6安打1失点(自責点0)で5勝目。規定投球回到達はお預けとなったが、防御率0・99とした。
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マウンド上では淡々と腕を振る。そんな伊原の意外な一面があった。
「登板前日は1人になるのが嫌で。部屋でゆっくりしたくないんです」
そう話すのには理由がある。「試合のことばっかり考えてしまう。(登板日が近づくにつれて)どんどん野球のことしか考えなくなっちゃうので、できるだけ寝るまで野球から離れて、寝て起きたら野球に集中できるようにしたい」。当日により集中力を高めるため、前日は野球を忘れるくらいの気持ちで過ごす。
そのために仲のいい寮生と時間をともにすることも多い。ドラフト5位・佐野(日本海L富山)や同4位・町田(BC埼玉)らの部屋に行くことも度々。町田は「一緒に部屋にいたり、スタバに行ったり。『今日どこ行く?』って。佐野さんとか木下さんとかみんなで行きますね」と習慣化していることを明かした。
「一緒にコンビニに行ってもらったりとか、ちょっとでも出かけたり」と伊原。1人の時間を減らすことで、逆に精神力を研ぎ澄ましている。(デイリースポーツ・和泉玲香)
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