元阪神のドリスが凱旋登板 前川右京をフォークで3球三振斬り 甲子園のスタンドが大きな拍手 最速は148キロ

 「2軍練習試合、阪神1-2独立リーグ連合」(27日、甲子園球場)

 かつて阪神で通算96セーブを挙げたラファエル・ドリス投手が2点リードの六回に登板。スタンドが大きな拍手に包まれた。

 2019年以来となった甲子園のマウンド。37歳になった右腕は阪神在籍時代のフォームそのまま、初球に147キロを投じた。鋭いフォークで育成の福島を追い込むと、最後はフォークで二ゴロに打ち取った。

 さらに続く戸井は148キロのストレートで押し込み遊ゴロに仕留める。簡単に2死を奪うと、前川にはキレのあるフォークを連発してあっさりと追い込んだ。カウント2ストライクから低めに3球連続となるフォークを落とし、鮮やかに3球三振に斬った。

 試合後、平田2軍監督は「いいフォーク投げとった。前川もきりきり舞いやんか。ちょっと太ったなと思ったけど、大したもんだよ」と絶賛。ドリスは「戻ってきたなという感じはすごく実感しました」と明かし、「日本という国がすごく好き。もしNPBに戻ることが叶わなかったとしても、日本での野球を続けてプレーしたい気持ちはあります。できるところまでやります」と語っていた。

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