阪神・ドラ1伊原 母の日2勝目プレゼント テンポ良し!5回2/3を4安打0封 五回まで三塁踏ませず
「阪神1-0中日」(11日、甲子園球場)
勝利が決まると力強く手をたたいて喜んだ。阪神のドラフト1位・伊原陵人投手(NTT西日本)が、5回2/3を無失点で2勝目。無四球で終え「とにかくチームで勝ったことが一番大きい」とうなずいた。
初回からテンポ良く投げ五回まで2安打と三塁を踏ませず。「(中日打線が)1球目、2球目から決着がつく感じだったので初球からしっかり入っていけるように」と淡々とスコアボードにゼロを刻んだ。前回6回1/3を4失点で初黒星となった4日のヤクルト戦から、完璧な修正力を見せた。
最大のピンチは六回。先頭からの連打で無死一、二塁も、カリステが試みた送りバントは素早い処理で三塁封殺。続く上林をフルカウントから右飛に仕留めたところで交代が告げられた。「先頭の意識をもう少し意識しないと」と課題とした。
「僕がここまで野球ができているのも両親のおかげ」。この日も応援に駆けつけた母・優子さんに感謝を込めた66球だった。社会人になるまでは「口にするのは恥ずかしい」と照れながらも、家族4人のグループLINEで「いつもありがとう」と伝える。
自らお金を稼ぐようになってからは、母の日に物を贈るようになった。いつもは「あんまりいい物を欲しがるわけじゃないので。大体僕が選んでいます」と話していたが、今年は欲しがっていた靴を一緒に買いに行ってプレゼントした。
「(親には)一生懸命頑張っているところを見てもらうのが大事。それが一番かな」。背番号18がさらにたくましく成長していく。
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