阪神・佐藤輝 母の日男だ!初回フェン直V打 感謝込めてハートポーズ 母・晶子さんも「最高のプレゼント」

 「阪神1-0中日」(11日、甲子園球場)

 ありったけの感謝の思いを込め、鮮やかにハートマークを輝かせた。阪神・佐藤輝明内野手(26)が初回に右越え適時二塁打を放ち、20勝一番乗りとなる勝利をもたらした。2年前の7打点など、母の日に強い4番の2試合連続打点で、チームも連勝。勢いに乗って、首位を突き進んでいく。

 ピンク色のバットに、感謝の思いを乗せた。体勢を崩されながらも右手一本で放った打球はぐんぐん伸び、右翼フェンス上部に直撃。佐藤輝は、あと一歩でスタンドインという豪快な一打で試合を決めた。そして二塁上では手をたたいた後に、かわいらしいハートポーズを披露した。

 「もちろん母の日なのでね、母のためにという思いを込めて打ちました」

 初回、2死一塁といきなりの好機だった。前回対戦の4月12日に、勝ち星を献上した松葉との対戦。追い込まれてからの4球目のスライダーに食らいついた。「いい形で捉えられたかなと思います」。一走・中野が一気に生還する先制の適時二塁打に。そしてこれが決勝点となり「先制点だったのでよかった。初回からいいバッティングができてよかったです」とうなずいた。

 5月11日は母の日。試合前には家族LINEで「お母さんいつもありがとう!!」と感謝を伝えた。昨年は出場がなかったが、23年の母の日は、DeNAを相手に3ランと満塁弾で7打点と大暴れ。今年もしっかりと勇姿を届けた。

 テレビの前で見守った母・晶子さんは「最高のプレゼントをありがとう!けがなく元気にやってくれるだけで十分」と笑顔。佐藤輝は贈り物をしたかには「秘密です」と明かさなかったが、放った一打が何よりものプレゼントになった。「いいところ見せられてよかったです」と話した孝行息子は、お立ち台でも「いつもサポートしてもらってるので本当に感謝してます。ありがとう!」と気持ちを伝えた。

 試合が終わってみれば“スミ1”での勝利。2試合連続完封勝ちは23年以来だ。これで母の日は21年から5連勝。そして23年以来のリーグ20勝一番乗りとなった。前日は貴重な追加点をたたき出し、ここぞの勝負強さが光る佐藤輝。「常に攻める意識でいいバッティングができている」と手応えを持って13日、新潟でのDeNA戦に挑む。

 舞台となるハードオフ新潟は、昨季2軍降格時に試合経験があり、マルチ安打と打点をマークした。「一回やってるので、去年ファームで。イメージはしています」と気合十分。頼れる4番が新潟の地でも輝きを放つ。

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