阪神・湯浅 連投0封「体も問題なく普通に投げることができた」 圧巻の28球で今季初ホールド

 「中日5-4阪神」(30日、バンテリンドーム)

 ショッキングな敗戦の中で、阪神・湯浅京己投手の好投が大きな収穫になった。544日ぶりの1軍復帰登板翌戦。連投もゼロでつないだ。「体も問題なく普通に投げることができた」と、中日の主軸相手に圧巻の28球。復活を印象付ける今季初ホールドだ。

 出番は延長十回に巡った。先頭の上林にボール、ボール…制球がバラつき、マウンドでジャンプしながら体を整える。3球目でストライクを取ると、粘られながらも11球目。フォークで左飛に抑えた。ボスラーを空振り三振に斬ると、中田に四球を与えても動じない。

 続く細川の打席。2-2から代走・樋口を一塁へのけん制で刺した。1点も失うことができない極限下で冷静な動きを見せた。「とりあえずゼロで後ろにつなげるように頑張ろうと投げました。アウトになってよかった」。連投もOK。チームが誇るリリーフ陣に、欠かせぬピースが帰ってきた。

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