首位・阪神 中日に敗戦でビジター連勝8でストップ 才木が3敗目、涌井に新人から21年連続の勝利献上

 4回、見逃し三振に倒れ、がっくりの森下(撮影・中田匡峻)
 7回を投げ終え、梅野(右)に声をかけられ、表情が緩む湯浅(撮影・中田匡峻)
 5回、涌井に四球を与え、顔をしかめる才木(撮影・飯室逸平)
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 「中日4-1阪神」(29日、バンテリンドーム)

 阪神が中日に敗れ、ビジター戦の連勝が8で止まった。先発の才木が6回6安打4失点と粘れず3敗目(2勝)。打線も好機であと1本が出なかった。

 試合は二回、才木が細川に2死から先制アーチを浴びた。それでも1点を追う四回、1死から佐藤輝が右翼スタンドに9号同点アーチ。佐藤輝は「打ったのはストレート。高めの球をしっかりコンタクトできました。早めに追いつきたい試合展開だったので良かったです」とコメントした。

 月間8本塁打は自己最多。5年連続2桁アーチに王手とした。

 それでも五回だった。1死一塁から、バントの構えを見せる涌井に四球を与える。岡林は右飛に抑えたが、続く板山に右翼線を破る適時二塁打を浴び、さらに二、三塁から上林に2点適時打を許した。

 攻撃では七回、無死一、三塁を作ったが、チャンスを生かすことができず無得点。なかなか追加点を奪うことができなかった。今季初登板となった涌井に史上4人目の21年連続白星を献上した。

 試合には敗れたが、七回に湯浅が今季初登板。国指定の難病「黄色靱帯骨化症」で昨夏に手術を受けて以来、1軍では544日ぶりの登板を無失点で終えた。

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