阪神・百崎 守乱で懲罰交代→特守2時間半 山崎2軍コーチ「技術不足、良い教訓にしないといけない」

 3回、中村貴の打球を後逸する百崎
 馬場コーチ(右)から指導を受ける百崎(撮影・石井剣太郎)
 居残り練習を終え、泥だらけのユニホームで引き揚げる百崎(撮影・石井剣太郎)
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 「ウエスタン、阪神0-2広島」(20日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 「1番・遊撃」で先発出場した阪神・百崎が後逸など守備のミスが重なり、三回裏の打席で山田との交代を命じられた。直後から試合中にもかかわらず、サブグラウンドで馬場2軍守備走塁チーフコーチとマンツーマン特守を開始。異例の練習は試合終了後も続き、約2時間半にも及んだ。

 平田2軍監督が問題視したミスは2度あった。三回1死一、三塁の場面で中村貴の遊ゴロを後逸し、1点を献上した。続く1死一、三塁では前川の浅い中飛で中継に入ったが、百崎の返球がもたつく間に三走・田中が本塁へ突入。慌てて送球したが間に合わず、生還を許した。指揮官はこのプレーについて「走ってないだろうと思っての隙。そういうところが課題」と厳しく指摘した。

 山崎2軍内野守備走塁コーチは「技術不足。良い教訓にしないといけない」と成長を願った。百崎は「(馬場コーチからは)頑張るだけだと言われたので頑張ります」と背筋を伸ばした。課題の守備を磨き、1軍の舞台を目指していく。

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