阪神の大黒柱・大山を支える家族の存在「家に帰ったら自然と切り替えられる。そういう存在です」

 3回、前川のレフトへの二塁打で一塁から一気に三塁へ向かう大山(撮影・中田匡峻)
 3回、中前適時打を放つ大山(撮影・西岡正)
 3回、坂本の適時打で生還し、高寺(右)とタッチを交わす三走の大山(撮影・中田匡峻)
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 「巨人2-7阪神」(4日、東京ドーム)

 猛虎愛を込めた一振りだ。1-1の三回2死二塁で、5番の阪神・大山悠輔内野手(30)が勝ち越し打を放った。国内フリーエージェント(FA)権を行使した昨オフ、巨人が獲得に乗り出したが、残留を決断。“因縁”の相手に存在感を見せつけ、今季最初の伝統の一戦で勝利に導いた。チームは1分けを挟んだ連敗を3で止め、勝率5割に戻した。

  ◇  ◇

 頼れる5番の大山。一人の時間や球場への往復の際にも振り返りや次の試合について考えるなど、脳内は常時野球モードだ。そんな主砲に安らぎを与えるのは家族の存在だった。

 「家に帰ったら奥さんもそうですし、猫がいるので。そこで自然と切り替えられる。そういう存在です」

 家に帰れば愛する妻とかわいい猫が待っている。常にチームのことを考え、チームのために行動する。オンの時間が多いだけに、自然とオフモードになれる家族との時間の大切さは計り知れない。

 「いい時もあれば悪い時もある。気持ちをなるべく家に持って帰らないように」と心がけているが、「気づかないうちに出してしまっているかもしれない」。体や精神的な疲労がにじみ出てしまう時でも、常に寄り添ってくれる。チームを支える大山を支えている、家族という大きな存在が力となっている。(デイリースポーツ・和泉玲香)

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