阪神・大山が国内FA権取得 「1人では難しかったと思います」感謝の言葉 権利行使は「今は目の前の試合をしっかり戦うだけ」

 「阪神15-2中日」(20日、甲子園球場)

 阪神の大山悠輔内野手(29)が20日、出場選手登録日数が7年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。

 白鷗大から2016年度ドラフト1位で入団し、8年目で初めて手にしたプロ野球選手としての権利。「ここまでくるのにいろいろありましたけど、1人では難しかったと思います」と実感を込め、「家族、裏方さん、担当スカウトの平塚さんにすごいお世話になりました。金本監督、矢野監督、そして岡田監督に使っていただいたおかげでこういう権利を取得することができました」と感謝の言葉を並べた。

 着実に力をつけ、チームを支える選手として成長した。昨季は「4番・一塁」として日本シリーズまでの公式戦全153試合に先発出場し、38年となる日本一に貢献。自身初の打撃タイトルとなる最高出塁率に加え、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞も初受賞した。

 権利の行使については「今は目の前の試合をしっかり戦うだけです。いい結果は出ていないですけど、今は目の前の試合に向けてしっかりやるだけだと思います。ここまでチームメートにすごい助けられてもらっていることしかないので、今度は少しずつ自分が助けられるようにしっかりやっていきたい」と、まずはシーズンに集中し、1年間を戦い抜く。

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