阪神・佐藤輝は「タイミングを合わせられていない」「逆方向に打ち返す練習を」 評論家が指摘

 5回、空振り三振に倒れた佐藤輝(投手はジャクソン、捕手は山本)=撮影・中田匡峻
 5回、ジャクソン(手前)から空振り三振を奪われた佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 5回、3打席連続三振に倒れた佐藤輝(撮影・田中太一)
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 「阪神1-7DeNA」(1日、京セラドーム大阪)

 阪神は連敗で勝率5割となった。元阪神監督のデイリースポーツ評論家・藤田平氏(77)は開幕4試合で早くも10三振を喫した佐藤輝に「シンプルにバットを出せばボールは飛んでいく」とアドバイスを送った。

  ◇  ◇   

 今の佐藤輝はバッティングで一番大切なタイミングを合わせることができていない。

 三回1死一、三塁はカウント2ボール1ストライクからの真ん中高めのカットボールを空振り。見逃せばボールだったし、タイミングも遅れていた。ネクストバッターズサークルなどで、イメージを描いて打席に入れていないのだろう。

 今は引っ張ることしか頭にないようなスイングに見える。本塁打を打てる力があるのだから、強引に振ろうとしなくていい。コースに対して素直にバットを出していけばいい。外角なら左方向へ、内角なら右方向へ。DeNAの先発・ジャクソンは速い球を投げてくるのだから、佐藤輝ならシンプルにバットを出せばボールは飛んでいく。

 守備でも同じように調子が悪い時こそ基本に戻ることは鉄則だ。フリー打撃では右翼スタンドへ豪快に打球を運んでいたが、練習から引っ張ることをやめて、センターを中心とした逆方向に打ち返す練習をした方がいい。打撃フォームを見直せるし、まずはタイミングを合わせることを意識して練習してもらいたい。

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