阪神・ドラ1伊原 開幕ローテ争い残った!序盤2回で3失点も修正力発揮

 「オープン戦、ヤクルト5-5阪神」(18日、神宮球場)

 満点投球とはいかずも、最終局面の開幕ローテ争奪戦に生き残った。阪神ドラフト1位・伊原(NTT西日本)がプロ入り後最多の87球を投じて、4回2/3を5安打3失点。序盤は2イニング連続で失点したが、「思うようになかなかいかない部分もあったんですけど、徐々に修正できるポイントだったり、修正していく球も見つかった」と反省も収穫も得るマウンドとなった。

 初回、四球で走者を背負うと、オスナと長岡の連打で先制点を献上した。実戦4戦目にして初の失点。二回にも2死から許した投手・奥川のポテンヒットを皮切りに四球が絡んで2点を失った。

 「序盤は真っすぐ主体なのか、変化球主体なのか、ちょっとバランスが悪い感じだったんで」。マイナスイメージのままでは終われない。栄枝と意見を交わして「真っすぐがもちろんカギになるんで。そこをしっかり使いながら」と問題点を洗い出して、修正力を発揮した。

 中軸を迎えた三回をわずか10球で片づけると、四回は三者凡退。五回2死で交代を告げられると、白い歯をこぼす藤川監督と並んで歩いてベンチへと下がった。指揮官は「安定感がある投手なので。何が起こるか分からないですからね」と一定の評価を与えた。

 ローテ争いは大詰めだが、ここに来て開幕3戦目の先発が濃厚とみられていた西勇の次回登板が不透明となり、好投が続く富田のローテ入りが浮上してきた。19日・ヤクルト戦(神宮)に登板するデュプランティエも候補のひとり。混迷の状況にもドラ1左腕は「自分の投球をするっていうのが大事なので。その先のことは考えずに」と、心を乱すことなくシーズンに歩を進める。

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