阪神 新外国人デュプランティエの変化球は「思わず手が出る」「空振りが取れる」 球の強さも魅力的 谷佳知氏の視点
「オープン戦、西武2-3阪神」(12日、ベルーナドーム)
開幕ローテ入りを狙う阪神の新外国人ジョン・デュプランティエ投手(30)がオープン戦2度目の先発。3回を1安打5奪三振無失点と好投した。巨人、オリックスで活躍したデイリースポーツ評論家の谷佳知氏は「ボールが強い。縦に落ちてくるカーブ、スライダーもいい武器になりそうで十分戦力になる」と高く評価した。
谷氏は西武の各打者の反応に注目した。「150キロ台の高めの真っすぐが強くて、みんな差し込まれていた」と指摘。その上で「カーブ、縦スラが真っすぐと同じような軌道からスッと曲がってくるのだろう。思わず手が出てしまった感じの空振りが多かった。先発投手でこれだけ空振りを奪えるウイニングショットがあるのは大きい。いい武器になるのでは」と絶賛した。
テイクバックの時に大きく引いた右手がバッターに見える独特のフォーム。「打者目線で言えば、一度、右手が見えるからタイミングは合わせやすいかもしれない」としつつも、「真っすぐにあれだけ差し込まれているのだから、手元で相当キレがあるのだと思う。ボールにキレがあるのなら、テイクバックがどんな形であっても問題ないと思う」と語った。
ドラフト1位の伊原や富田、この試合で3回1安打無失点と好投した及川らと開幕ローテの残り1枠を争う立場。「打者が仕上がってきて開幕を迎えた後も、これぐらい圧倒する投球ができるかどうか。その可能性はあると思う」と期待を寄せた。
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