阪神・佐藤輝 来春WBCにつながるアーチ架ける!侍1号でインパクト「しっかり結果出してアピール」 5&6日オランダ戦

 フリー打撃で打ち込む佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
 ノックを受け明るい表情を見せる佐藤輝
2枚

 阪神の佐藤輝明内野手(25)が3日、甲子園の室内練習場での全体練習を終え、大山悠輔内野手(30)と石井大智投手(27)とともに、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本対オランダ」(3月5、6日・京セラ)に向けて侍ジャパンに合流した。佐藤輝は過去2度の代表経験があるが、まだ本塁打は記録していない。今回こそ結果を残して、26年3月の第6回WBCでの代表入りへアピールする。

 朝からの大雨で室内での練習となったが、逆に好調ぶりがひしひしと伝わってくる。佐藤輝がフリー打撃で豪快な快音を連発。日本代表での試合に向け、午前中に万全の準備を整えた。「しっかり結果を出せるように頑張ります」。午後からの侍ジャパンへ合流前。待ちわびていたかのように、さらにやる気に満ちあふれた表情でクラブハウスへと歩を進めた。

 代表経験は22年11月の「侍ジャパンシリーズ オーストラリア戦」と、23年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」の過去2度。そして、今年の2月14日に3度目の代表入りが正式発表された。今回は井端監督の指揮の下、若手主体とはいえ、26年3月のWBCに向けた判断材料にもなりそうだ。

 井端監督は長打力に期待を寄せている。2試合だけだが強烈なインパクトを残せば、その先の大舞台が見えてくる。「もちろん、しっかり結果を出してアピールしたいですね」。当然、WBCでも日の丸を背負うことが目標の一つ。胸の内を隠すことなく、熱い思いを言葉に乗せた。

 ただ、これまでプロ入り後の国際舞台は苦戦を強いられてきた。練習試合も含め、侍ジャパンでは33打数5安打で打率・152。23年11月の「アジア-」では決勝の韓国戦で貴重な犠飛を放ち、ベストナインに選出はされたが、まだ自身の“侍1号”は打てていない。

 「しっかり打って、しっかり守って、頑張りたいと思います」

 5、6日と京セラドームでの2試合。今年は豪快な一発を打ちそうな“予兆”もある。沖縄での春季キャンプでは実戦7試合で17打数7安打、打率・412。2本塁打も記録していて、好調を維持している。この日の打撃練習では「練習の中ではそういう形になってました」とノーステップ打法に多くの時間を割き、試行錯誤や微調整をする姿も見られる。

 2月は最高のスタートダッシュを切った。侍でその勢いを加速させ、チームに帰ってくることが理想の形。他球団選手とのコミュニケーションで収穫もあるだろう。佐藤輝にとっても3月初戦。まずはオランダの投手陣を打ち崩す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス