【藤田平氏の眼】阪神ドラ4・町田は“田淵以来”の大型捕手に
「練習試合、阪神9-2DeNA」(24日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
阪神のドラフト4位・町田隼乙捕手(21)=BC埼玉=が、宜野座組合流即の実戦初安打&初適時打でアピールに成功した。途中出場からリード面を含め、攻守で存在感を発揮。元阪神監督でデイリースポーツ評論家の藤田平氏は「田淵以来の一発を期待できる」と大型捕手への成長を見込んだ。
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今の阪神捕手陣は正捕手候補の梅野が今年34歳、坂本が32歳になる。年齢を考えれば次を育てることが急務だが、町田の存在は面白い。
新人ではあるが昨年まで阪神でブルペン捕手のアルバイト経験もあるそうで“プロの水”には慣れている部分もあるだろう。
特に楽しみなのがバッティングだ。先日来、打撃練習でいいものを見せていたが、この日もレフトオーバーのタイムリー二塁打と結果を残した。
阪神には過去に田淵幸一さんという大型捕手がいたが、町田も(同身長の)186センチと劣らないサイズだ。
加えて、スイングは身体が大きいからといってむちゃ振りをするわけではなく、大きさを利用するような、素直でクセがないフォームだから、ミート率も高いし、飛距離も出る。新人ながら前述したとおりプロ野球に対する慣れもあって、いい雰囲気も持っている。
打球の特徴としても、大きな放物線を描けるタイプなので、このまま育っていけば“田淵以来”の、一発を期待できるキャッチャーになる資質を感じた。
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