井川慶氏が見た阪神・門別の成長とは-「自分と比べても門別君の方が上」

 「練習試合、阪神6-0楽天」(15日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

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 阪神は藤川監督の初の対外試合で大勝。その中で、先発した高卒3年目の門別啓人投手(20)が、2回を無安打無失点と好投。元阪神エースでセ・リーグ最後の20勝投手であるデイリースポーツ評論家の井川慶氏は、同じ高卒の左腕である後輩を「同じころの自分と比べても、門別君の方が上だと思います」とたたえた。

 「投球内容とかが、僕よりも全然いいですよね。どういうことかと言うと、まずバッターとの勝負ができているので。カウント有利で自分のピッチングができていますからね。年齢を考えても、段階的には十分だと思います。僕は、高卒3年目になるころにはそれができていなかったので」

 この日の門別は、初回こそ1死から失策と四球で得点圏に走者を背負ったものの、後続を抑えて無失点。二回は3人で封じてマウンドを降りた。井川氏は昨年との比較で「イメージはそこまで大きく変わってないですが、それほど力んでいなくても、しっかりと強さのあるボールを投げられている。安定感が増しているのかな」と分析する。

 昨年も開幕前から期待されながら、プロ初勝利はお預け。ちなみに井川氏は高卒2年目でプロ初勝利を挙げている。「ただ、白星というのは打線との兼ね合いとか巡り合わせもあるので。もちろん門別君も一つ勝つことで自信になって、一気に伸びていくことはあると思いますが」と話す。

 今後に向けては「現状は、何かを変えないといけないということはないと思いますし、今のままやっていけば結果は出ると思います。それだけのレベルには来ていると思うので」と期待を寄せた。

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