阪神・岡田彰布顧問 カットマン使わないシートノックに苦言「短い距離は1人で投げんの違う」

 シートノックで本塁へ送球する前川(撮影・田中太一)
 ブルペンで投手陣の投球を見つめる岡田彰布オーナー付顧問(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(9日、宜野座)

 阪神・岡田彰布オーナ付顧問(67)が宜野座キャンプを視察し、シートノックに苦言を呈した。監督時代にはシートノックでのカットプレー練習を徹底。今キャンプではカットマンが中継に入らないケースも目立つことから「まあ連係やろな。あんまり良くないよな、連係。ちょっとあまりにもな、スローイングが悪いやろ」と厳しく指摘した。

 昨季までは試合前にシートノックをほぼ欠かさず実施。こだわり抜いたからこそ、鋭く目を光らせる。「短い距離は1人で投げんの違う。短い距離で今、1人で投げてるやんか。短い距離はランナーが走れへん。それが野球なんや。短い距離は1人で放る必要ないんや」。ブレることのない“岡田の考え”で、中継プレーの重要性を訴えた。

 土のグラウンドが本拠地であることも大きなポイントで「どんだけイレギュラーしてる?ワンバウンドで、お前。ましてや甲子園は余計怖い。人工芝じゃないからな」と警告。昨季リーグワースト2位の85失策を踏まえ、「それだけこっちが言っても、去年あんだけエラーしてるわけやからな。もっと締めなあかんいうことと思うよ」と“守り勝つ野球”への標ぼうを示した。

 8日にブルペン投球をチェックしたドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=にも言及。身長170センチという小柄な体形に触れて「オリックスの宮城とかな。ああいうちょっと、上の角度やなしに、食い込む角度というか。そういう特徴を使ってやらんと」と171センチ左腕の名を挙げてアドバイス。ユニホームは脱いでも変わらぬ猛虎愛で、チームに金言の数々を向けた。

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