阪神・門別 藤川監督のハート射抜く2回0封 狙ったフォームと球の“ギャップ”藤川監督も評価
「阪神紅白戦、白組1-5紅組」(8日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
投球でも内面でもギャップで藤川監督のハートを射抜いた。白組の先発、阪神・門別啓人投手(20)が直球勝負で持ち味を存分に発揮。テーマに掲げていたのは「ギャップ」だった。
「ギャップを生むという課題でやってきた。ギャップができて、バッターが詰まったりしていたのでよかった」
初回先頭からその成果を見せた。初球で高寺のバットをへし折って詰まらせ、遊飛に。「力感なくきれいな真っすぐを投げたらああいう形になってよかった」とうなずいた。さらに周囲をうならせたのがヘルナンデスとの初対決。初回2死一塁、2球連続ファウルで追い込んだ3球目。外角いっぱいの直球に4番のバットが出なかった。
門別にとっての「ギャップ」とは「フォームがゆっくりなのに、球が思ったよりも来ている」ということ。昨季は1軍登板も経験した中、思い切り腕を振って投げていたが、「思った通りの球だったので打者も怖くないなと。ギャップを生んでバッターに怖さを植え付けたらもっと簡単に打ち取れるんじゃないか」と考えるようになったという。そのためにオフもキャッチボールから、力感なく強い球を投げることを意識してきた。
直球主体の投球で投じた変化球はスライダーのみ。2回1安打無失点に抑え、「ギャップをつくりたくてやってきて、それがちょっとできた」と取り組みの手応えも上々だ。藤川監督も「結果に表れてますよね」と評価。「ひょうひょうとした中にかわいげもあるし、強さも持ち合わせて、そのギャップがマウンドできっちり出たんじゃないかなと思います。楽しみですよね」と期待を込めた。
試合後には「投げ足りなかったので」とおかわりブルペンで約30球を投じた。7、8割の力感を意識しているからこそ疲労もたまりにくい。昨年紅白戦の先発では「必死に投げるだけだった」と明かすが、「(きょうは)気持ち的に余裕がありましたし、成長できたと思う」と精神面でも進化を見せた20歳。目標のローテ入りへ順調なスタートを切った。
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