阪神・森下“令和のダイナマイト打線”若き4番が軸になる 奇しくも同じ誕生日“藤村魂”引き継ぐ
阪神は26日、球団創設90周年の新イベントとして「TIGERS B-LUCK DYNAMITE SERIES」(タイガース ブラック ダイナマイト シリーズ)を、京セラドームでの8月8~10日のヤクルト戦、8月19、20日の中日戦で開催すると発表した。同シリーズで着用するユニホームのお披露目会見には森下翔太外野手(24)が登場。同じ誕生日である藤村富美男にあやかり、4番として“令和のダイナマイト打線”を引っ張ると意気込んだ。
ブラックベースのチャコールカラーに金色の「1」が輝く。ユニホームに負けない風格が森下の背中から漂った。「すごくかっこいい。真っ黒と違うのは、昔な感じが出てすごくいい」。球団の歴史の重みを感じながら思い浮かべたのは、大阪タイガースをほうふつとさせる「令和のダイナマイト打線」の姿だ。
「抜け目のない打線。軸となるところに自分がいて、活躍できればいいと思います」
このユニホームは、1946年から4年連続でチーム打率リーグ1位だった「初代ダイナマイト打線」が着用していたものをモチーフに作製された。「OSAKA」の文字が胸に躍る縁起のいいユニホームにあやかり、当時に負けない強力打線を形成して他球団を圧倒したい。
すでに藤川監督から4番起用を明言されているからこそ自覚も強い。抜け目のない打線を作るための役割については「やるべきことをやって。プラスしてチームの顔となる打順でもあるので。チームのために動けるものがあるなら、その都度やっていきたい」と淡々。その上で「決めてくれるような、打ってほしいところで打ってくれるような、期待感を持たせるような打者になりたい」と4番としての理想像も語った。
ダイナマイト打線には縁もある。当時4番として打線をけん引した藤村富美男は8月14日生まれで誕生日が同じ。「藤村富美男さんって、10番の人ですよね。誕生日一緒なので覚えています」と森下にとっても印象が強い。「乗っかれるように頑張ります」とミスタータイガース魂を引き継ぐことを意気込んだ。
オフは野球に生きるパワー発揮ができるよう、機能面を重視してトレーニングを行っている。2月1日のキャンプインに向けても「順調」と頼もしい。昨年11月の「プレミア12」で日本代表の4番を担った経験も自信に変わった。優勝を導いた「初代ダイナマイト打線」のように、目指すのは頂点だけだ。
「打者がいい打率を残してる時がすごく強いと思うので。打者を引っ張っていけるような打撃をしていきたい」。若き4番が“最恐打線”の核となる。
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