阪神・藤川監督が選手のドレスコードに提言「MLBじゃなくてNPBの価値を上げるのも大事」

 12球団監督会議を終え、記者の取材に答える藤川監督(撮影・伊藤笙子)
 12球団監督会議に向かう藤川監督(撮影・伊藤笙子)
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 プロ野球12球団監督会議が20日、都内ホテルで開催された。

 最年長監督として座長を務めたロッテ・吉井理人監督(59)は「今日は各監督が、野球界をどうしたら盛り上げられるか。野球ファン獲得、または少年野球の野球競技人口を増やすためにどうしたらいいかということを真剣に考えて、たくさん意見を出してくれた会だったと思います。本当に盛り上がったいい会だったと思います」と統括した。

 議題の一つとして、NPBのブランド強化の話も上がったといい、「例えばインタビュー時に必ず自分のチームの帽子を、ロゴの付いた帽子や服を着るとか、そんなところですかね。あとは普段、ユニホームを着ていない時でもしっかりした格好で行動すると意見が出ました」と説明した。

 この話に付随して巨人・阿部慎之助監督が、阪神・藤川球児監督からの提案だったことを明かした。「自主トレの時も日本の選手がヤンキースの帽子被って練習していたりとか。MLBじゃなくてNPBの価値を上げるのも大事だし、その球団の、各球団のブランドの価値を上げるっていうのも大事じゃないですかって言っていた」と話し、「メジャーはそういうのが厳しいらしいから」と続けた。

 NPBの選手自らが価値を上げていく必要性に共感し、「そこはもう各球団の販売の仕方だったり、その戦略を練ってくれればいいだけだろうし。普段着てもらえるような、なんかお堅いものばっか作るじゃない。NPB球団のものを、どう普段の人に、野球を知らない人に着てもらうかっていうのも大事じゃないかなっていう風に思うよね」と話した。

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