阪神・佐藤輝 スタメン復帰で12打席ぶり安打「何とかつながったので良かった」
「広島1-7阪神」(30日、マツダスタジアム)
しぶとい打撃を見せ、意地の一打も放った。阪神・佐藤輝が27日・ヤクルト戦(甲子園)以来、2試合ぶりとなるスタメン復帰を果たし、役割をしっかりとこなした。
2-1の六回。無死一、二塁から粘って二ゴロを放つ、つなぎの打撃をして、続く坂本の犠飛をお膳立てした。七回1死満塁では、一塁に痛烈なゴロを打って打点をマークした。九回無死一塁では左前に運び、ようやくHランプを点灯させた。これが自身12打席ぶりの安打となった。「何とか、つながったので良かったです」と声を弾ませた。
スタメンから外れた28日・ヤクルト戦後、岡田監督は「はい上がるって、ゲームで打つことですよ。簡単ですよ。ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいい」と語った。この日の佐藤輝は必死に、そして確実に、相手が投じたボールを捉えようと試みたのだろう。
一丸になったチームの中で自身も白星に貢献した。「みんなで頑張って(明日も)取りにいきます」と必勝を力強く誓った。