阪神・村上 地元・南あわじ市は「だいぶ愛が強い」 昨年交流会に600人殺到

 「広島1-7阪神」(30日、マツダスタジアム)

 頼れる右腕が逆転での3連勝を呼び込んだ。阪神・村上頌樹投手(25)が先頭打者アーチを浴びながら尻上がりに状態を上げて7安打6奪三振1失点、今季チーム初の9回完投勝利を挙げた。これで3、4月は15勝9敗3分け、昨季を上回る今季最多の貯金6で終えた。2位・巨人とは2・5ゲーム差。昨季の覇者に首位独走の気配が漂い始めた。

  ◇  ◇

 “おらが町のヒーロー”に故郷はうれしい悲鳴を上げている。兵庫県南あわじ市の賀集公民館では昨年、村上の登板試合でパブリックビューイングを2回実施。シーズン中、同公民館のロビーでは活躍を伝える新聞記事やサインボールに加え、本人提供のユニホームとスパイクも常設展示されていた。ミニ記念館と化して、村上は「だいぶ愛が強いですよね」と苦笑いしつつ感謝する。

 ただ、MVPに輝いたとあって本人着用アイテムは、お宝グッズとして価値が爆上がり。同館の東良彦館長は「紛失したり窃盗があってはいけない」と、今年に入って家族に返却したという。

 昨年末、村上が参加した同館での交流会には600人が殺到。「有名人になりすぎたので、今年やるなら小さい公民館では無理。もっと広いところでやってほしいと市には伝えてます」。地元は今季も“村上フィーバー対策”に余念はない。(デイリースポーツ阪神担当・丸尾匠)

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