不振の阪神・中野、オープン戦30打席連続無安打も「自分の中では調子が上がってくるところ」と前向き

 「オープン戦、ソフトバンク-阪神」(20日、ペイペイドーム)

 極度の不振に苦しむ阪神の中野は30打席連続無安打となった。

 「1番・二塁」で先発。東浜に対して初回無死は中飛で、四回無死も遊邪飛。六回無死一塁は2球で追い込まれた後、ファウルで粘って7球目まで持ち込んだが左飛に倒れた。

 八回1死一塁はオスナに左飛に打ち取られ、4打席全てフライに終わった。オープン戦は43打数3安打で打率・0697となった。

 それでも中野は最後の打席を振り返り、「最近の中では、自分の中では自分らしいスイングができているとは思ってるんで、ここから徐々にってあげていければいいかなと思います」と手応え。「多分その逆方向にいい打球が出るっていうことが自分の中では調子が上がってくるところだと思うので、そこをもう1回こう原点に戻って。あと3試合なんで、その試合でなんとか開幕に向けていい状態で持っていければ」と気持ちを切り替えていた。

 中野は8日・ヤクルト戦(甲子園)の2打席目に中前打を放ってから快音がストップ。19日・ソフトバンク戦(ペイペイ)では1試合5三振を喫し、「自分でもどうなっているかわからない」と苦しい胸の内を明かしていた。

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