阪神 オープン戦初の2桁得点で乱打戦を制す 佐藤輝&森下に一発 不安は村上の炎上と中野の5三振

 6回、3ランを放つ森下(撮影・田中太一)
 2回、二塁打を放つ佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 7回、絶好機で空振り三振に倒れ、呆然とする中野(左)=撮影・中田匡峻
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 「オープン戦、ソフトバンク9-10阪神」(19日、ペイペイドーム)

 阪神が壮絶な乱打戦を制した。16安打10得点でオープン戦で初の2桁得点をたたき出した。

 先発の村上は二回2死一塁で牧原大に2ランを浴びるなど、3失点。三回は山川に2ラン、四回は周東に2点適時三塁打、五回は近藤に適時二塁打を許し、5回11安打8失点で降板した。1試合2被弾と5失点以上は昨季の公式戦で一度もなかったが、強力な鷹打線につかまった。

 ただ、打線は奮起した。三回2死一、二塁では森下が左前へ適時打。四回には先頭の佐藤輝がソロを放った。2月23日の巨人戦(那覇)以来の一発。この日も3安打で2試合連続の3安打となった。

 4点を追う六回2死一、三塁では森下の3ランで1点差に。七回は守護神のオスナから満塁とすると、前川の押し出し四球で同点とした。八回は無死満塁からノイジーの二ゴロ間に勝ち越し。坂本の犠飛でさらに点差を広げた。

 一方で心配なのは2番の中野。この日は1打席目から5打席連続三振を含む6打数無安打で26打席連続無安打。オープン戦は39打数3安打で打率・077と低迷している。

 チームは連敗を「2」でストップ。オープン戦の成績は2勝11敗1分けとなった。

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