阪神大丈夫?球団ワースト更新OP戦開幕9連敗にヤジも飛ぶ 歴代最多4万1129人大観衆も17年ぶりOP戦甲子園全敗

 7回、併殺に倒れる小野寺(撮影・山口登)
 8回、佐々木の打球を処理するも一塁に悪送球した佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 7回、左前適時打を放ち、筒井コーチ(左)とタッチを交わす大山(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、阪神4-5巨人」(10日、甲子園球場)

 開幕カードの前哨戦となる巨人との“伝統の一戦”は甲子園でのオープン戦で歴代最多となる4万1129人が詰めかけたが、阪神は球団ワースト記録を更新するオープン戦開幕9連敗。2007年以来のオープン戦甲子園全敗も決まった。

 打線は巨人の先発・高橋礼の前に沈黙。2点を追う四回には先頭の森下が左越え二塁打で出塁したが、大山が遊ゴロ、佐藤輝が投ゴロ、ノイジーが見逃し三振とチャンスを生かせなかった。

 五回には阪神から移籍した馬場が登板。2死から坂本、近本の連打と四球で満塁としたが、森下は三ゴロに倒れた。チャンスでの凡退には、オープン戦ながらスタンドからヤジも飛んだ。

 3点差の七回は1死から近本が四球で出塁すると、中野は右脛付近に死球を受け、一、二塁。中野には代走・高寺が送られた。続く森下の遊ゴロを門脇が後逸すると、近本の代走・植田が二塁から一気に生還して1点を返した。

 1死一、二塁で代わった京本から大山が左前にはじき返し1点差。佐藤輝が四球を選んで満塁としたが、続く小野寺は三ゴロ併殺に倒れ、逆転の絶好機を逸した。

 2-3の八回は2死一塁から佐々木の三ゴロを佐藤輝が一塁へ悪送球。スタートを切っていた一走・オコエが本塁までかえり、手痛い追加点を許した。さらに2死二塁から岸田にも右前適時打を浴びた。

 春季キャンプの投手MVPに指名された岡留が「ブルペンデー」の先陣を切って先発。初回は先頭の吉川尚に中前打を打たれたが、後続をきっちりと断った。二回も三者凡退に抑え、予定の2回を無失点で終えた。

 2番手・岩崎も1回無失点で続いたが、四回から登板した3番手の石井が誤算。1死から丸、岡本和に連打を浴びると、2死二、三塁から大城卓に右前2点適時打を許した。石井はオープン戦3試合連続失点と調子が上がってこない。

 ドラフト5位・石黒(JR西日本)が六回から4番手で登板。1回無失点で上々の甲子園デビューを飾ったが、七回に登板した同6位・津田(大経大)は2死一、二塁から秋広に左前適時打を浴びて1回1失点だった。

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