阪神・岡田監督が７日、大阪市内のホテルで行われた激励会に出席し、球団史上初の連覇に向けた今季への意気込みを語った。

　「現場から言うとあと３週間なのか、もう３週間しかないのか、まだまだ３週間あるのかというのはなかなか分からないんですけど。キャンプからずっと取り組んできて、今あんまり…キャンプの疲れもあるだろうし、そういう意味ではキャンプ前に今年は個人個人の数字をまだまだ伸びしろがある、そういう数字を残してほしいと言ったんですけど、今はなかなかいい結果が出ないですけど、自分たちの本番は３月２９日の東京ドーム。今はそんな全然調子悪くてもね。今、調子が良くても、絶好調と言われるよりはちょっと調子が悪い方が、まだまだ上があるので、いいかも分からないし。とにかく２９日にみんながこれから３週間で体調を整えて、もっともっとキャンプから取り組んできた成果を、ベストな状態でそこに持っていってくれれば、それで十分と思うので」とあいさつ。

　続けて「まああの納会の時にね、開幕投手の話があったりするんだけど、あのー、今年はじゃなしに、今年もというんで、３月２９日は青柳でタイガースはね、スタートしたいと思うんで。日本シリーズから連投になるけど、大丈夫かな？（笑）」とジョークを織り交ぜながら、３月２９日の巨人戦に先発する開幕投手に青柳を指名した。

　３８年ぶりの日本一を飾った日本シリーズ第７戦で先発したのが青柳ということもあり「なかなか珍しいケースかも分からないけど、去年もここで言ったけど、とにかくまずは青柳で３月２９日東京ドームでね、ウチの２０２４年のまた新しい強いタイガースをお披露目する一番の絶好の機会なので、そこに向けて、またみんながね、ベストな状態で。これから怪我されるとね、ほんとにチームに迷惑かかるので、体調管理とかいろんな面でベストな状態でね、臨みたいと思うので、まああの、これから試合とかありますけど、選手個人個人は来週くらいから徐々に調子上げて、開幕にはベストな状態で臨めるように、頑張ってもらいたいと思います」とし、「とにかくみんなの思いの連覇、これしかないんで、２９日スタートしますけど、また１年間頑張っていきましょう」と唯一無二の目標に球団史上初のリーグ連覇を掲げ、チーム一丸でゴールに一番乗りする決意を示した。