阪神がOP戦まさかの4連敗 今季初勝利はお預け 高卒2年目・門別が4回2安打1失点の好投も
「オープン戦、日本ハム3-2阪神」(2日、札幌ドーム)
春季キャンプ後初のオープン戦に臨んだ阪神は日本ハムとの接戦に敗れた。これでオープン戦4連敗を喫し、今季初勝利はまたしてもお預けとなった。
投手陣は、高卒2年目の門別が地元・札幌で凱旋先発し、4回を投げて2安打1失点、4奪三振の好投。初回に先頭の細川を外角低め140キロ直球で見逃し三振に仕留めると、今川を142キロで一飛に。3番・阪口は2球で追い込み、3球勝負のスライダーで空振り三振に打ち取った。
二回は2死二塁から田宮に左前適時打を放たれ、1点を許した。だが、その後は最速150キロの直球を中心に日本ハム打線を抑えて、追加点を与えなかった。
同点の六回からは同じく北海道出身で高卒2年目の茨木が3番手でマウンドへ。先頭の今川を空振り三振に仕留めると、続く代打・野村は二ゴロ。最後は水谷を外角いっぱい150キロの直球で見逃し三振に仕留めた。
七回には2死満塁のピンチを背負ったが、細川を右飛に打ち取って無失点。粘り強い投球でリードを許さなかった。
ただ、八回に登板した石井が勝ち越しを許した。
打線は1点を追う三回。2死一、二塁から中野が日本ハム先発・バーヘイゲンが投じた高め133キロスライダーを右翼線に運んだ。その間に2人の走者が生還。オープン戦10打席目での初安打が逆転の2点適時二塁打になった。