阪神・岡田監督 死球はアカンよ 日本ハム戦で7死球サムスンに事前通告 ケガ防止で順調キャンプ継続

 「阪神春季キャンプ」(19日、宜野座)

 阪神の岡田彰布監督(66)が19日、韓国・サムスンとの練習試合(20日、宜野座)を前に“死球禁止”の事前通告を行っていたと明かした。対外試合で四死球を乱発している相手に対して、余分な負傷を未然に防ぐ考えだ。

 備えあれば憂いなしだ。常に先を読む岡田監督が率いるチームらしく、球団関係者が先手を打った。

 「呉昇桓についてたマネジャーが、サムスンのマネジャーらしいから(こっちから)通告しといたと言うてた。よお知ってるから、ちゃんと通告しといたいうて」

 サムスンに在籍する元阪神の呉昇桓の関係者を通じて、事前に注意喚起を済ませていたという。

 阪神にとって今季3試合目となる対外試合だが、相手のサムスンはここまでの対外試合5試合で47四死球を与える大乱調ぶり。17日に行われた日本ハムとの練習試合では15四死球のうち7死球と大荒れで、新庄監督は試合後に「とにかくデッドボールが怖くて、怖くて。(当てた後で捕手が)またインコース構えるから。ピッチングコーチとか、どういうふうに教えていくんだろう」などと不快感をあらわにしていた。

 その惨状は当然、岡田監督の耳にも入っていた。「そら知っとるよ」とうなずき「ピッチャーもあれ、試合しすぎやろ。そんなピッチャーもおれへんようなるんちゃうか。すんごい試合するよな」と思わず苦笑いした。

 対外試合2連勝中と、球団初の連覇へ順調なキャンプを送っている猛虎にとって、最も避けたいのが予期せぬ負傷だろう。試合を前に、ネット上では虎党の心配の声が多数集まっており、韓国内のメディアからも不安の声が上がっている。

 幸いなことに、20日はサムスンと日本ハムの2軍同士が練習試合を行う。「明日は2軍来えへんやろ、2軍試合あるから、日ハムと。明日は2軍の選手は来ない言うことやからな」。技量不足の投手陣は阪神戦には出場しないとみられ、死球のリスクが軽減することは間違いなさそうだ。第4クール最後の実戦機会。無事に試合が終わることを祈るばかりだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス