阪神・佐藤輝 メジャー流新打法に手応え2の2「このままいく」 門別にバット折られながらも中前へ

 1回、バットを折りながらも中前打を放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 1回、生還しナインの出迎えに笑顔を見せる佐藤輝
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 「阪神紅白戦、白組4-5紅組」(11日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

 スタンドをどよめかせた。阪神・佐藤輝明内野手(24)が、今オフに取り込む“メジャー流新打法”で2打数2安打。いきなり手応えを示した。

 紅組の「1番・三塁」で先発出場。直球勝負を宣言していた注目の門別との対戦で、バットを折られながらも中前へ運ぶ。今季“チーム初安打”で先輩としての貫禄を見せた。

 「積極的に打った結果、捉えられたのはよかった。僕もしっかり真っすぐをはじき返すっていう感じでできました」

 そう振り返ったのはプレーボール直後の初回。1ボールからの2球目、左腕が投じた144キロ直球に反応した。捉えたバットからは鈍い音がしたが、打球は中前へ。パワーを見せつける一打で観客を沸かせた。

 この日は、1度だけとなった左腕との対戦。「多分疲れてると思うし。途中、力んでいたので。まだ何とも言えないですけど。いいピッチャーだなと思いました」と打席で感じた率直な思いを口にする。

 再び先頭で打席に入った三回には、2番手・西純の150キロ直球を左前にはじき返した。昨年12月に米シアトルの「ドライブライン・ベースボール」で動作解析し、データに基づいて改善したフォーム。「方向性的にはいいのかなと思うので、このままやっていきたい」と手応えをつかむ。猛アピールで狙うは不動の三塁レギュラー。新たな打法を完全習得し、ホットコーナーを守り切る。

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