阪神・井上 計68スイング中25発 実戦モード突入で柵越え量産 まずは紅白戦にロックオン

 ロングティーで汗を流す井上
 特打をして打ち込む井上(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 虎党が何度も南国の空を見上げる。阪神・井上広大外野手(22)が打撃練習で柵越えを量産。第3クールの11、12日に予定されている紅白戦へ向けて、実戦モードに突入だ。

 「次のクールから実戦が始まるので。今までは単に来たボールを打つみたいな感じで、とりあえず慣らしてた。(第2クールからは)投手との距離感というか、実戦で間合いをしっかりと合わせられるよう、打撃練習から間合いをどこで調整するのか、1球1球、考えながらやっています」

 フリー打撃では計68スイング中、25本の柵越えを記録。特打では、打撃投手に対して76スイング中、半数に近い31本の柵越えを放つなど、飛距離、角度ともに抜群の打球を何度もかっ飛ばした。「風もあります」と話しつつ、「打球がきれいに上がってくれたりする」と感覚は上々だ。

 まずは紅白戦に照準を合わせ、今年仕様の打撃を完成させていく予定。「紅白戦が久々の打席になる。やることも去年と変わってるので、タイミングが遅いとか早すぎるとか、実戦の中で見つけていければ」。準備を積み重ね、アピール合戦を勝ち抜く。

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