阪神OB鳥谷氏 佐藤輝に守備向上の秘けつ継承 遊撃から転向で「苦しんだ」体験元に 6日から臨時C
6日から臨時コーチとして阪神キャンプを訪れる鳥谷敬氏(42)が5日、佐藤輝に三塁守備向上の秘訣(ひけつ)を“プレゼント”することを誓った。
「何かヒントになることはプレゼントできるんじゃないかなと思います」
佐藤輝は今春キャンプ初日から個別練習で約40分間の特守を敢行。弱点である三塁線の打球を課題とするなど、打撃以上に守備に重点を置いて汗を流している。第1クール最終日には「もっと守備を鍛えて信頼して使ってもらえるように」と話していた。
鳥谷氏は現役時代に遊撃から三塁への転向を経験。遊撃と比べて飛んでくる打球速度の違いも大きく、三塁手としての難しさを肌で実感している。「なにか自分もショートからサードにいった時にちょっと苦しんだこともあった」。三塁適応にもがいた実体験を元に、佐藤輝に技術を継承する。
今年で16度目となった病院訪問には例年と同様に阪神の現役選手が参加。「本当に協力してくれて、選手も来てくれて感謝しています」と目尻を下げた。