【中田良弘氏の眼】西勇、青柳、伊藤将、村上 阪神主力4人の仕上がりの良さ何よりの安心材料

 「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)

 阪神の岡田彰布監督(66)が春季キャンプの第1クールを終え「昨年以上の手応えはある」と総括した。デイリースポーツ評論家・中田良弘氏は西勇、青柳、伊藤将、村上ら主力投手の状態の良さを指摘。「何よりの安心材料」と評価した。

  ◇  ◇

 第1クールは西勇、青柳、伊藤将、村上の状態の良さが際立っていた。4人は今年ローテとして計算できる。主力がこの時期に仕上がっているのは何よりの安心材料だ。

 西勇は長年の経験があり、頼りになる投手。青柳は球に伸びと勢いがある。去年を引きずるようなタイプではなく、復活を期待できる。伊藤将は一球一球考えて投げる姿から貫禄、風格が感じられる。フォームやボールに気を取られるのではなく、実戦を意識して投げているように見える。

 昨年ブレークした村上もきっちりオフを過ごしてきたのだろう。疲労など心配が吹き飛ぶぐらい、去年のキャンプよりいいボールを投げている。自信もうかがえる。3年目までファームで苦労しており、浮かれた様子は感じられない。

 戦力の底上げという点では抑え候補のゲラも楽しみなピッチャー。湯浅も一生懸命投げている。岡田監督が「期待の星」として名前を挙げる岡留は昨年、カウントを悪くすると置きにいってしまう場面があった。今後はブルペンで投げているようなボールを実戦で出せるかがポイントになる。

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