阪神ドラ2椎葉“ルーキーブルペン1番乗り” 和田2軍監督高評価「天性の柔らかさ持っている」

 阪神ドラフト2位・椎葉剛投手(21)=四国ILp・徳島=が17日、鳴尾浜球場で行われている新人合同自主トレで、今年初めてブルペンに入った。和田2軍監督、久保田投手コーチら首脳陣に見守られての本格的なブルペン入りは入団後初。育成ドラフト1位・松原快投手(24)=日本海L・富山=と並んで投げたが、先に投球開始しており、事実上の“ルーキーブルペン1番乗り”となった。

 黄色と黒のタイガースカラーのグラブから、椎葉が速球を投げ込んだ。ブルペン捕手を立たせたまま、「6割くらい」の出力で直球のみ20球。耳心地いい捕球音を響かせたが、ドラ2右腕の表情は「そんなに良くなかったです。感覚的にも」とさえなかった。

 「あれだけ硬いマウンドで投げたのは初めてのレベル。慣れていかないと」と課題を分析。徳島では柔らかいマウンドが主戦場だったため、「数を重ねて、自分の感覚を合わせていく」と順応を誓った。フォームによる調整は考えておらず、「いろんなアドバイスをもらって、自分に合うものを探したい」と向上心を全開にした。

 12月にも鳴尾浜でブルペン入りしたが、首脳陣が見守る本格ブルペンは初めてで、和田2軍監督は「フォーム的には非常にしなやか。天性の柔らかさを持っている」と評価。久保田投手コーチも、「もう少し力を入れたら速いんやろうな」と潜在能力に期待した。

 ケガ回避を最優先に掲げながらも、「沖縄に行ってからは100%でアピールできるように」と気合をみなぎらせた椎葉。この日の球速は「聞いてない」としたが、「球数も少しずつ上げていきながら、一緒に力も上げていければ」と自信をのぞかせた。2月1日、猛虎の強力救援陣に割って入るための挑戦がいよいよ始まる。

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