阪神・ドラ4百崎“熊本カルテット”実現だ 同郷の岩貞、大竹、島田と1軍で躍動する「心強いです」

 阪神のドラフト4位・百崎蒼生内野手(18)=東海大熊本星翔=が5日、地元・熊本県菊池市内の公園で自主トレを公開した。年末には同じ熊本県出身の岩貞と練習を行い、大竹からはビデオメッセージを通して激励を受けた。将来的には島田も含めた“熊本カルテット”として1軍で共に活躍することを誓った。

 実家からよく走りに来た親しみのある公園。ぽかぽか陽気の中、百崎は気心の知れた小学生時代のチームメート2人と約1時間、ランニングやキャッチボールを行った。年末年始は寿司を囲んで家族だんらん。「熊本を満喫できるように。楽しめました」と充実の時を過ごした。

 昨年末にはうれしい出来事があった。12月27日に、熊本市内の野球塾で同郷の岩貞と初対面。一緒に練習する機会に恵まれた。スローイングを見てもらい、左足に体重が移るのが早いことを指摘されたという。「球も弱くなってしまう」と現在は右足に体重を乗せることを意識してキャッチボールを行っている。

 心強い言葉もかけてもらった。「『一緒に頑張ろう』と言われたので。入った実感は湧かないんですけど、本当に自分も頑張らないといけないなと思いましたし、少しチームの一員になれた気がしました」。先輩の優しさが何よりうれしかった。

 同じく熊本出身の大竹とは以前、甲子園のクラブハウスで対面。年末には、中学時代に所属した泗水ボーイズの壮行会で「頑張りましょう」とビデオメッセージで激励を受け、「そこでも頑張りたいと思いましたし、本当に感謝しかない」と刺激をもらった。

 島田も含め、同郷出身の先輩はチームに3人在籍しており、「心強いです」と百崎。大竹が先発し、岩貞がつなぎ、島田が走り、百崎が打つ-。1軍の舞台で共に躍動する姿を想像し「本当にそうなれれば一番いい形かなと思います」と実現することを誓った。

 初詣で引いたおみくじは末吉。ただ、「少し気が抜けてる」と厳しい言葉が書いてあったといい、「その日からやらなきゃなと思いました」と笑顔で“百崎節”もさく裂。同郷の先輩の背中を追い、自身の活躍で大好きな熊本を盛り上げていく。

 ◆百崎 蒼生(ももさき・あおい)2005年9月11日生まれ、18歳。熊本県出身。178センチ、77キロ。右投げ右打ち。遊撃手。隈府小3年時から野球を始め、菊池南中時代は熊本泗水ボーイズで主将。東海大相模では1年春からメンバー入りも2年春、東海大熊本星翔に転入。高野連の規定により3年夏から公式戦デビューし、夏の甲子園出場に貢献。高校通算39本塁打。50メートル走5.9秒、遠投100メートル。23年度ドラフトで阪神4位指名。家族は母、妹。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス