阪神・大山 地元の下妻市観光大使就任 過疎化抑制に一肌脱ぐ「もっともっと目標とされる選手に」

 菊池下妻市長(左)から観光大使委託書を手渡される
 下妻市観光大使に就任し菊池博市長のユニフォームにサインする大山(中)=撮影・三好信也
 下妻市観光大使に就任し、地元少年野球の子どもたちにタイガースの帽子をプレゼントする大山(右)=撮影・三好信也
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 過疎化の抑制に一肌脱ぐ。出身地の茨城県下妻市の観光大使に任命された阪神・大山悠輔内野手(28)が3日、同市内で行われた就任式に出席した。同市は人口減少や少子高齢化が進んでおり、さらなる活躍で地元をアピールし、活性化の一助となる。

 「野球の活躍をきっかけに、下妻市に行こうかという方が増えてくるだけでも全然違う。遠いところからでも足を運んでみようかなって思ってもらえるようにもっともっと頑張りたい」

 生まれ育った街も離れているうちに雰囲気が変わった。自身が小学生だった頃は市内に少年野球チームは8チームあったが、現在は半分の4チームまで減少。「小さい頃に遊んでいた場所を見て回ったりしたんですけど、以前のような感じじゃなくなっているところも増えてきている。やっぱり寂しさもありますね」。行ったことがある飲食店も閉まっていたという。

 就任式には小学生から高校生までの野球少年少女に保護者ら約500人が集結。地元のスターに目を輝かせる子どもたちと質問コーナーなどで交流を楽しんだ。観光大使の任期はなく、今後はイベントや特産品など同市のPR活動に協力する。

 地元を盛り上げるのに一番効果があるのは自身の活躍。「僕が頑張ることで元気とか。もっともっと目標とされる選手になれるように頑張りたい」。来季も最高の結果を残し、故郷に凱旋する。

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