阪神・岡田監督「お友達できてええやん、ミエちゃん」「しゃべれるやんスペイン語で」新外国人候補のゲラに【一問一答】
「阪神秋季キャンプ」(17日、安芸)
阪神の岡田彰布監督は新外国人投手としてリストアップしているハビー・ゲラ投手の獲得を大筋で認めた上で「お友達できてええやん、ミエちゃんに」と語った。
以下、岡田監督との主な一問一答。
◇ ◇
-ティー打撃で高めの球を打ってリストターンを覚える練習は昔、監督もやっていたのか。
「やってたやってた。昔はなあ。おーん。そんなん簡単なんやけどなあ。本当は。コツをつかんだらな。リストターンのな。やっぱり後ろの手が勝たなあかんからな。リストは絶対、かぶさなあかんやんか。こうじゃなしに、こうな。ピッチャーといっしょや。ピッチャー投げんのと。ピッチャーでも絶対こう(手首をねじる仕草)なってるやんか。スローで見たらな、手が。絶対こうならへんやんか。だからワンスピンかかるんやな。伸びるボールも。だから肘痛めるんやろ。こう投げとったら肘痛めへんで。順な肘やからな。でも逆にこうやるから肘痛めるんやでピッチャーって。でもこういかなスピンかからへんピッチャーはな」
-上本コーチも上背はないがリストターンできてるから飛距離も。
「そうそう、だからボールに伝わるいうことやな。リストの力がな」
-三塁にバット飛ばすのも。
「あれ飛んでたやろ。こういったら飛べへんからな」
-監督も飛んでいた。
「当たり前やんか。何を言うてんのいまさら」
-できそうでできない。
「田淵さんなんか一番飛んどったよな。ホームラン打つ時でもな。そらお前、打って右手でバット持って一塁行ってたらあかんわ。今おるやろ?右手でバット持ってるの右バッターで。そんで走るときに離す。あれは全然リストターンが効いてないいうことやからな」
-できていたのは?
「そんなすぐできひんよ。すぐにはできひんけど、ストライクゾーンでもそれぐらいパーンと返さなあかんいうことやからな。なかなかコツつかむのは難しいからな。なんかの拍子でポーンとつかむときあるけどな。これやみたいなな」
-昨年も大山にそういう練習を。
「だからボールをそんなに潰しにいったらあかんわな。そう思うけどな。タイミングやんか。バッティングなんか。相手のボールを利用したらいいんやから。相手のボールとあんまり喧嘩したらあかんよな。ぶつけに行きすぎてな。若いのは野球始めたことから金属バットやからぶつけたら飛んでいってたからな。すぐ離れてな、バットから。バットも今固いからな。運ぶというか、それは時代やかけどな。道具にしても。でもバットに乗らなあかんわな。乗る言うても今の若いやつ分からへんもんな。だからリストターン使わへんのやろな。バットに当たったらボールがすぐ離れると思てるからな。やぱりちょっとはもたなあかんやん、極端に言うたらちょっと引っついとかなあかんやんな、やっぱり。木のバットやねんからな」
-田淵さんのホームランとかきれいだった。運ぶというか。
「そうそう、だから今、運ぶいう打ち方はみんなでけへんやろ。野球始めた頃から金属バットじゃのお。そんなんしゃあないけどな」
-石嶺さんとか上手だった。
「おーん。石嶺もリストターン使おうて打っとったもんな」
-金本はつぶす方
「そうや、金本はつぶす方や」
-松井秀喜とか。
「おーん」
-マスターすることで飛距離とか速い球にも対応できる。
「だって、いろんな打ち方したらええわけやからな、それは。いろんな引き出しというか、持っといた方が絶対得なわけやからな。いつもいつもフルスイングできるとこ、自分の好きなとこに来るわけないんやから。苦手なとこも来るわけやんか、アウトロー、難しいボールとか。そういう時はまたな、何て言うの、ぽーんと返すだけでもええし、いろんな打ち方を持っとかんとな」
-自分の形の幅を広げる。
「そんな自分の形で打たれへんで、試合になったら。崩されるんやから、バッターは。バッテリーは崩しにきよるわけやからな、打ち方を。タイミングずらしたりな。それに対応するにはやっぱり、一つのな、決まった打ち方やなしに、いろんな引き出しもって、いろんな対応できる方がいいよな。それで率も上がると思うし」
-その方がつぶしもきく。
「そうそう。そんないつもいつも一定のスイングなんかでけへんで、はっきり言うて。素振りみたいなきれいな打ち方な。素振りが一番ええスイングやんか、ボールがないから。ボールが発生すると崩されるわけやからな」
-今日のブルペンを見て。
「いやいや、今日はオーナーに説明しとっただけやん(笑)どうやらこうやらって。オーナーはやっぱり門別はすごいな言うとったな」
-野口のフリー打撃も見ていた。
「あれ上から見とって、野口やから下に降りていったんや(笑)次どこ行くんですか、下や言うから、いや下、寒いですよって(笑)」
-門別は見た感じも違うか。
「やっぱり肘のしなりな。軽く投げてるけど。ちょっとあれな、あの今中みたいな投げ方するもんな、中日の時のな。肘を柔らかくてしなるな、たたんできて、タイプ的にはああいうタイプやろな、今中みたいな、ストレートがピュッとくるいうかな、軽く投げてるけどピュッとくるいうかな」
-バッターからは手が長く見えるのか。
「いやだから、バッターが、遅れてくるからタイミング取りづらいかもわからんな、あれな。しなるから遅れてきてるけど、ボールは手元でピュッとくるというかな、一番ええあれよな、軽く投げて、おーん」
-今後彼が一流になるためには何が必要か。
「いやいや、今の、何が必要て、このまま普通にいったらええんちゃう?何がてまだ1年やっただけで、なあ、まだまだそら自分の、なんていうかな、まあそら1軍でも2試合しか投げてないわけやからな、まあそんなんこれからやん。これから1軍でどんどん投げた時にな、また自分の課題もまだ見つかるやろしな。やっぱり2軍で投げとったのとそらバッターの違うからな、格が、そら2軍で抑えられたところを1軍ではパーンッて打たれる、そういう可能性も十分あるわけやからな、そこで自分がまた、上のな、抑えられるような制球とか、球威とかいろんななあ」
-春のキャンプで連れて行ったらおもしろいのは野口と門別くらいか?
「いやまだわからん、それはわからん。その2人は可能性あるしな。まあ春のキャンプでお前、今日オーナーにも言うたけど、3桁の背番号をな、1軍キャンプでな、それはちょっとお前失礼やんか。1軍に選ぶんやったらなあ、やっぱり支配下になってなあ」
-川原とかは外国人のこれからの枠の問題もあって。
「まだそれはちょっとわからん」
-外国人は一部報道が出てた。パナマのですかね?
「パナマのな。小さいの(記事)だけ出とったやん。関西1面出てたっていうから。そんなん知らんもん、こっちの新聞しかみてないから。全然知らんかった」
-オーナーも知っている。
「言うてるよ、知ってるよ、そんなん」
-2人獲る。
「いや、まだ分からん。契約できればいいけど。まあ、きょうのやつはオーナーもビデオ見てるよ」
-交渉も進んでいる。
「うん、もう進むというか、だいぶ前からとちゃうん」
-リリーフか。
「そら分からへんよ、外国人なんて来てからや。投げんやつもおるやん。分からへんって」
-B・ケラーはなかなかないパターンだった。
「投げへんから分からへんやん。250球くらい?キャンプで。何やったんやろな、あいつ。たぶんあれは故障持ちと思うで。見せたくなかったんやと思う、ボールを。俺はそう思うよ。キャンプで中6日で投げられたらたまらんわ。中6日で中継ぎやで、先発ちゃうで。キャンプで中6日で30球とか40球とか、なんやねん」
-他の選手の映像などは?
「見た見た、それは。あとはもう契約とか、いろんなあれや。こないだ一人40人枠にとられたとか言うてたけど。それだけ、こっちが狙うやつでもメジャーも欲しいということやろ。リストに入るということやろ。それだけ人材不足なんやろな、メジャーも」
-他に目星のついている投手はいるか?
「いや、あとは分からん」
-まだ絞りきれてない。
「うん。パナマやろ。パナマはだいたい、いってるんちゃう。ちょうどお友達できてええやん、ミエちゃん。しゃべれるやん、スペイン語で」
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