阪神・野口 育成から支配下登録に「本当にうれしい」 三塁挑戦プランも浮上

 阪神・野口恭佑外野手(23)が14日、育成から支配下登録となり、契約金1000万円、年俸420万円で更改。三塁挑戦プランが浮上していることも明らかになった(金額は推定)。

 吉報を手に、決意の表情で報道陣の前に姿を現した。「本当にうれしい気持ちで一杯です。これからも頑張ります」。2022年育成ドラフト1位で九産大から入団。今季はファームで67試合に出場し、198打数60安打、打率・303。6本塁打を放ち、右の長距離砲としての資質を発揮した。

 今秋キャンプではフリー打撃で柵越えを連発。その長打力が11日から合流した岡田監督の目に留まった。「初日で(支配下登録を)決めたよ」と即決。嶌村球団本部長は「監督が非常に評価されていることが大きい」と支配下登録に至った理由を説明した。

 新たなポジションにも挑戦する。三塁起用となれば、争うのは2つ年上の先輩である佐藤輝。左右の違いはあれど同じ長距離砲で年齢も近いだけに、さらなる発奮材料になる。

 背番号は後日発表の予定。秋季キャンプ後は台湾で行われるウインターリーグにも参加する。「1軍の舞台で早くプレーできたら」。立場が変わり、守備位置も心機一転。野口の下克上の新たな幕が開ける。

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