阪神・近本がMVP 日本シリーズタイ記録となる3度の猛打賞「いろんな思いを背負って」賞金700万円ゲット

 5回、中前打を放ちポーズを決める近本(撮影・高部洋祐)
 MVPが自分でなくズッコケる糸原(撮影・金田祐二)
 日本一のウイニングボールをキャッチするノイジー(左は近本)=撮影・飯室逸平
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 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ1-7阪神タイガース」(5日、京セラドーム大阪)

 阪神の近本光司外野手がMVPに輝いた。インタビューでは「最高です!」と第一声。「一戦一戦、全員で戦ったいい試合だったと思います」と喜びを噛みしめた。表彰式ではスポンサー計7社から賞金700万円が贈られた。

 選手会長として、トップバッターとしてシリーズタイ記録となる3度の猛打賞を達成。第7戦は4安打をマークし、打率・483と攻撃の流れを生み出した。

 「短期決戦だったので初球から打ちにいけた結果だと思います」と振り返り、左中間へ打球を追いながら迎えた歓喜の瞬間には「みんなマウンドに集まってて僕1人残されてて、ゆっくりした時間が過ごせました」と明かして笑いを誘った。

 胴上げでは背番号24のユニホームも岩崎の手に持たれながら3度、宙を舞った。「いろんな思いを背負って戦ってきた。それが(勝って)終わることができてよかったと思います」と喜びを噛みしめる。

 入団5年目で初の日本一。38年ぶりの歓喜に「長い間、応援ありがとうございました。1年間、お疲れ様でした。ありがとうございました」とファンに感謝の思いを口にした。

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