「フェニックス・リーグ、阪神タイガース８－１東京ヤクルトスワローズ」（１０日、西都原運動公園野球場）

　野球日本代表、侍ジャパンの井端弘和新監督（４８）が１０日、阪神・岡田監督を表敬訪問した。甲子園を訪れ、１１月に開催される「カーネクスト　アジアプロ野球チャンピオンシップ　２０２３」（１１月１６日開幕、東京ドーム）に向けて、すでに正式オファーを出している佐藤輝明内野手へ、熱烈ラブコールを送った。

　「期待？全てですよ、レギュラーとして何年もやってますし、打つのも守るのも含めて。年齢も上だと思うので、引っ張ってくれればいいと思います」

　参加資格は２４歳以下、または入団３年目以内の選手。「若手発掘の重要な場」として位置づけており、チームリーダーとして期待は大きい。練習中のグラウンドでは岡田監督や佐藤輝と談笑。「サードでクリーンアップを空けてますよ」と高評価を口にしたという。

　佐藤輝は快諾すれば昨年１１月の強化試合に続いて２年連続の選出となる。今年３月のＷＢＣはメンバー漏れしたが、シーズンでは打率・２６３、２４本塁打、９２打点とキャリアハイの成績を残した。

　「結果を残した人が選ばれるところ。ありがたい」。佐藤輝は感謝を口にしつつ「今回は違う。トップチームじゃないので」と足元も見つめている。目標は侍ジャパンの主力だ。侍の常連へ、レベルアップを図っていく。