阪神・大竹 九回暗転で最高勝率スルリ 五回反省「勝ちへの意識が強くなってしまい」 CSへ「まだ先があるので」

 「東京ヤクルトスワローズ5-4阪神タイガース」(4日、神宮球場)

 最後の最後で最高勝率のタイトル獲得の夢が消えたが、阪神・大竹は打たれた岩崎の元にすぐに歩み寄った。5回9安打3失点。リードを守り切れなかった五回のシーンを反省した。

 「投げていくにつれて、勝ちへの意識が強くなってしまい、五回に追いつかれてしまいました」

 2点リードの五回。先頭の丸山和を飛球に打ち取ったが、不運にも遊撃・木浪の後方にポトリと落ち二塁打に。その後、1死三塁から塩見に中前適時打を献上してしまった。

 1点差とされ、なおも1死一、三塁の場面では、初回に本塁打を打たれている山田に同点の左前適時打を献上。4番・村上、5番・オスナとの対戦となったが、見逃し三振、左飛でピンチを切り抜け、意地を見せた。

 六回に佐藤輝の勝ち越し犠飛が生まれ、勝利投手の権利が復活。ベンチから試合の行方を見守った。今季13勝目はならずも、21試合に先発して、12勝2敗、防御率2・26という数字は立派だ。

 昨オフに第1回現役ドラフトで阪神に移籍。今季の先発試合は全て坂本とバッテリーを組んだ。制球力、緩急を生かした左腕の良さを女房役が理解し、相手打線と駆け引きしていく。好リードをしてくれただけに「坂本さんと組めたのは、本当に大きいですね」と感謝は尽きない。

 CSファイナルSでもシーズン同様の快投に期待がかかる。2位・広島、3位・DeNAのどちらが駒を進めるかは分からないが、広島との対戦となれば、今季6勝0敗、防御率0・57と無双する鯉キラーぶりに注目だ。

 報道陣から公式戦を振り返る質問が飛ぶと「まだ先があるので」と日本一へ向けた戦いを見据えた大竹。頂への戦いが続く限り、全霊をかけて腕を振る。

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