阪神・岩崎 プロ10年目恩返しのアレへ「みんなに喜んでもらいたい」

 「中日ドラゴンズ0-1阪神タイガース」(6日、バンテリンドーム)

 九回に登板した阪神の岩崎優投手(32)が、初回の1点を守り切って勝利。チームを今季5度目の5連勝、前回優勝した2005年以来、18年ぶりとなる貯金30へ導いた。自身はシーズン自己最多29セーブ目をマークして、リーグトップに1セーブ差に迫った。

  ◇  ◇

 150キロを超えるスピードボール全盛の時代。岩崎は自らの特長を「人より球持ちがいいぐらいですよ」と笑う。「球が速いわけでもすごい変化球があるわけでもない」。それでも直球にこだわり、プロの世界を真っすぐに生き抜いてきた。

 昨オフ、地元・静岡で実施した自主トレでは直球の投げ込みの数を増やした。効果はてきめんだ。安藤投手コーチは「真っすぐのスピードが出てるし、球威もある」と評価。奪三振率も5年ぶりに2桁台を記録しそうだ。

 昨秋、FA宣言し、残留を表明した会見では「タイガースでまだ優勝していない」と思いを吐露した。節目のプロ10年目。支えてくれた人へ感謝の思いは尽きない。岩崎は「みんなに喜んでもらいたい。裏方さんとか、記者の方にも」とほほ笑む。恩返しのため、残り試合もセーブを積み上げていく。

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