阪神・西勇 2軍生活で追求した「変化」とは 「(1軍で)投げられない時間を有効に使うことは大事」
「中日ドラゴンズ2-8阪神タイガース」(5日、バンテリンドーム)
阪神先発の西勇輝投手(32)が7回2失点で6月27日・中日戦以来の6勝目。長期2軍生活を経ての復帰星は「変化」を追求した再調整期間の賜物でもあった。
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1カ月半に及ぶ長期の2軍生活は、オリックス時代に左手首を骨折した2017年以来、6年ぶりとなった西勇。鳴尾浜での再調整期間には変化を追求した。
「落ちて、同じように過ごすのもいいかもしれないけど、(1軍で)投げられない時間を有効に使うことは大事。寝て起きて食べての繰り返しよりは、何か変化を求めたくて」。夏場は徹底して冷たい飲食を避けるなど、元々食事への意識は高かったが、7月の降格後に栄養士と調理師を付けた。専門家の力を借りて、「コレを食べたら体が軽かったとか分かるし、自分でしっくりくる食事配分ができてます」とすぐに効果が表れた。
マウンドでの“相棒”も変わった。約5年間、黒が基調のグラブを使い続けてきたが、ブロンドのものを新調。「だいぶ使って結構堅くなってたので、自分の体の使い方、握り的に堅いとあまりよくないので」と理由を明かし、カラーへのこだわりは「意図はないですね」という。確かな変化を携えて、1軍の舞台へ戻ってきた。(デイリースポーツ阪神担当・丸尾匠)
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